11月13日18時27分、蠍座21度で太陽と月が重なり新月となります。
関西では木枯らし1号が昨年より2日早く吹いたとの報道がありました。
11月とは思えない程の暑さが続いていましたが、やはり季節は巡っていくものですね。
10月24日に蠍座に入った太陽は、11月22日には
射手座へと移動し、
山羊座に向かいます。
蠍座の季節は秋が深まりゆくことを実感する時。
私達の心も外に向かう活動への関心から、自己の内面へと深く沈潜していく時期なのではないでしょうか。
蠍座は人や組織など特定の対象と一体となるほど深く関わりあい、そこから生まれる深い感情体験、信頼関係の構築やあるいは崩壊などを通して学び、変容を求めていくサインです。
対象に深く関わる姿勢から、洞察力や集中力にも溢れていいます。
また、水のエレメント、不動サインの性質としては一度手にした感情や関係性を固定・維持するという性質を持ちます。
ポジティブな表現としては、深い愛情や絆、信頼関係、集中力として現れますが、ネガティブには執着心や共依存関係、支配欲求ともなり得ます。
この新月は、内なる声に耳を傾けて内面と向き合い、誰の中にもある蠍座的な要素を、自分自身や人との幸せな関係性を築くために、変容させていくタイミングです。

新月図
新月図を一見すると、まず目に飛び込むのは太陽・月と火星とのコンジャンクション(0度)。更に、この3天体は、天王星とオポジション(180度)の位置にあります。
改革の天体である天王星は、新月の太陽・月、火星をターゲットとして変革を迫っているし、火星はそのパワーが高まる蠍座にあり、新月へ行動力や戦いのエネルギーを与えています。
不動サイン間でのオポジションではありますが、天王星のエネルギーで変化せざるを得ない状況になり、急展開に物事が進む・・・ということもあるでしょう。
天王星には切り離す、離れるという働きもありますから、もし様々なしがらみで身動き出来ない状況であるとしたら、自分の心が真に望む方向へ切り替えて行こうとする気持ちが湧くでしょう。
蠍座の太陽、月、火星は共に6ハウスに在室で、それに射手座の水星も加わり、4天体が6ハウスに集中。
今回の新月は6ハウスが重要なテーマとなります。
仕事、職場環境、働き方は今の自分に相応しいものか?
他の選択肢や望んでいることはないのか?
現状を見直して、執着や怖れを手放し変えるべきところは変えていく。
また、いままで変えられなかった生活習慣についても見直し、身体や健康管理に注目していく時となります。
行動の指針としては、太陽・月・火星と天王星のオポジションを調停している、10ハウス在室の海王星です。
この世界でどのような成果を求めていくのか?
夢や理想を大きく掲げて、自由な一歩を踏み出していきましょう。
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