9月3日の10時55分、乙女座11度で太陽と月が重なり新月となります。
太陽は8月22日に乙女座♍に入り9月22日まで乙女座を運行します。
(9月22日21:44に天秤座♎にはいります)
夏から秋への移り変わりの時期を乙女座が担うのですが、今年の夏の暑さは格別なうえ、迷走した台風10号の影響も大きく季節の移行もすんなりと行かない感じがあります。
台風の被害にあわれた皆様には心よりお見舞い申し上げます。
とはいえ、季節は確実に移り変わります。
乙女座の季節は、活動しやすい秋に向けて夏の間に溜まった疲れを癒し、力を発揮できるように準備したり、また、仕事の進捗について振り返るのにも良いタイミングです。
自分の能力を磨いて仕事や奉仕を通じて、社会の役に立つことは乙女座のテーマでもあります。
新月図では、太陽・月と土星がオポジション。
冥王星が9月2日に水瓶座から山羊座に戻ったばかりで、土星・天王星・海王星・冥王星の4天体が逆行中です。
過去を振り返り、積み残した課題に向き合う新月です。
なかなかパワーが湧いてこないかもしれませんが、理想と現実のバランスを取りながら長期的な変革に備えていきましょう。
新月図の特徴
◎太陽・月は10ハウスにあり、社会的な立ち位置や業績に意識が向かいます。
新月はそれらに向けてスタートのタイミングではあるのですが、4ハウスにある逆行中の魚座・土星がオポジションで、課題や制約が伴い、調整が必要なことを示唆しています。
柔軟サインのハードアスペクトですから、試行錯誤を繰り返しながら調整していくことになるでしょう。
自分の心の基盤や在り方、過去を振り返って課題に向き合い現実的な行動することが求められます。
◎魚座・土星と双子座・木星がスクエア、魚座・海王星と双子座・火星もスクエアとなっています。
また、新月を支配する水星は火星とセクスタイルですが、海王星と火星のスクエアがあり、理想は広がるものの行動の焦点が定まりにくい状態が危惧されます。
意思決定において混乱が生じる可能性もありますので、物事の決定には性急にならず柔軟な姿勢で臨みましょう。
◎9月2日に天王星は留となった後に逆行に向かい、現在逆行中の冥王星は9月2日に水瓶座から山羊座にイングレス。その後、11月20日に水瓶座にイングレスした後は再び山羊座に戻ることはありません。
これから11月20日までの約3ヶ月は、山羊座の象意である既存社会の価値観やシステムが冥王星によって書き換えられていく最後のチャンス、総仕上げのタイミングとなります。
折しも、自民党総裁選挙が9月12日に告示され9月27日に開票され、アメリカ大統領選は11月5日が投票日です。
国際社会も、日本の政治・経済も先行き不透明な状況ですが、最後の変容のチャンスを私達はどのように生かしていくことができるでしょうか?
◎本格的な風の時代の到来はまだこれからです。
風の時代がどのようにあろうとも、それに対応しつつ社会を築いていかなければなりません。
今はその節目の大切な時期といえるでしょう。
個人としては、2008年から始まった山羊座・冥王星時代を振り返り、やり残したことをやる、手にした成果を再評価し今後に生かしていくなど、ポジティブな意識で今後に備えることをお勧めしたいです。
2008年から現在に至るまで、自分自身に起こったできごとを振り返り、俯瞰してみると、自分の成長の軌跡が見えたり今後やるべきことを明らかにする助けになると思います。
変化に対応しながらも、揺らぎのない自分自身を確立していくことが大切です。
乙女座の季節は心身を整えるのにとても良いタイミングです。
焦って先を急がずに、今やるべきこと、やりたいことをやり変化の時を楽しんでいきましょう。
新月のエネルギーを活用するアドバイス
・個人的な生活と仕事・キャリアのバランスを考える
・思考や行動を柔軟にする
・過去を振り返り内的な成長をはかる
・長期的なビジョンを視野に入れる
・心身の調整をする
コメントをお書きください