今日は、シュタイナー研究家の志賀くにみつ先生のZOOMでのトークライブに参加させていただきました。
「魂のこよみ」の第7週のマントラがテーマでした。
魂のこよみは、1年分、52週あって復活祭がスタートになります。
「時の推移の中に生きる人間の、自己認識へと至る一つの道具として作られた。」そうで、人生の周期が宇宙の生命の周期に対応しているということを、実感することで、自分自身を深く理解できるように・・・
という、意図があります。
マントラは、宇宙に対しての呼びかけです。
私みずからは
宇宙の光に魅了されて
身を隠そうとしている。
だから予感よ、現れよ。
そして 感覚の仮象の中で
自分をうしないかけている
思考の力の代わりに 力強く働け。
志賀先生がドイツ語でも朗読してくださったのですが、
さらに力強く伝わってきます。
やはり元々の言語の響きは迫力があります。
俳句が英語に翻訳されてるのを見ると・・
なんじゃそりゃ?と思うのと一緒かもしれません。
しかしながら、高橋巌先生が翻訳された、このマントラは、
とても清らかな響きを感じ、心に光が差し込む感じがします。
いいな~~、って思う。
なんだか解った気持ちになるのですが、ふと我に返ると、意味不明です。
志賀先生が、このマントラの意味を丁寧に解説してくださって、なるほど!と腑に落ちました。
自然界に出会って、反応するのが本来の人間の姿です。
宇宙の光とは、今ここにある自然のこと。
五月の自然の美しさ、溢れる生命力や叡智を感じると、
自分自身が小さく思え、あまり成長していない自分を感じる。
恥ずかしくて身を隠したくなる。
だからこそ、、生まれてくるときのあの予感、自分の使命が、
今、もう一度自分の心に湧き上がってほしい。
今、思考力が弱くなり、自分を見失いかけているけれども、
この思考力の代わりに、この使命が(予感が)力強く発揮できますように。
思考は後天的なものだけれど、予感(使命)は先天的なもので、生まれる前に天使と相談して
作ったもの。だから人によって違う。
自分は何をするべきか?
何をしようと生まれて来たのか?
今は、一番この予感を思い出して行動しやすい時期だそうです。
天使と相談して創ってきた予感。
紆余曲折があっても、やがてはそこに辿り着くのだと思います。
人間は自然の一部であり、地球とともに成長しながら生きていく。
シュタイナーはとっても言葉が難解で、訳わからん・・・・。
と、思いつつ、ベースにあるこの思想に共感するから、ゆるゆると、学んでいきたいと思います。また、トークライブの開催があったらいいな~。