大阪公立大学付属植物園(私市植物園)のガイドツアーに初めて参加してきました。
以前から気になっていたのですが、コロナ感染拡大のためこの植物園も度々閉園となり、
開園されてもガイドツアーは中止となっていました。
今が見頃のササユリが見たい!!
来週になったらもう終わっているかも。
という気持ちもあって、ガイドツアーが開催される水曜日に植物園に行きました。
植物園歴30年の職員の方が案内してくださったのですが、大阪弁のガイドツアー、とても楽しい雰囲気で始まりました。(^^♪
ツアー時間は1時間です。
広大な敷地の中で、見頃の植物を効率よく案内してくださるのかな・・・・?
と思ったら、
入口のスイレンで長らく留まり、熱帯性と温帯性のスイレンの違いの説明。
温帯性のスイレンは水面に花を浮かべ、熱帯性のは水面から上に茎を伸ばして咲くそうです。
さて、モネの絵のスイレンは熱帯か温帯性かどちらでしょうか?
と、ガイドさんからの質問。
絵を思い出すと、確かに~、水面にお花が浮かんでいましたね。
「恐らく、温帯性であるでしょう」・・ということでしたが、
絵をよく見るとその中でいくつかは、水面より茎を伸ばして花を咲かせているのもあるのですよ~、というご説明でした。
植物マニアの人は絵を見ても、植物の種類まを同定したくなるという性があるようですね。
それから少し歩を進め、入口近くのメタセコイヤ並木で止まりました。👆
生きた化石と呼ばれるメタセコイヤ、日本にあるメタセコイヤは全てこの園から届いたものだそうで、
詳し~く説明が聞けました。
メタセコイヤと、凄く似ているヌマスギとの葉の見分け方。(葉の対生と互生)
ヌマスギの呼吸根の話。
ヌマスギの呼吸根👇
突然、シャガの葉を取って(普段は決してやらないけど・・・)観察。
葉の裏表・・外に出ているのは両面とも裏側という・・・??
スイレン、メタセコイヤとセコイヤとヌマスギと、花期が終わったシャガの葉で、ツアーの1時間が過ぎました。
移動距離は入り口から、約150メートルです。
ガイドツアーに60回ぐらい参加してくださったら、この植物園の全貌が見えるかも?
いや、それでも無理かなあ~~。
『ここは植物公園ではなくて、樹木を中心とした植物園でちょっと特殊なんですよ~。』
というガイドさんのお話に納得です。
ほんと~に、広いです。
お話が楽しくて、「時間延長してください~~!!」の声が!!
コロナ以前は平気で2時間やっていたそうですが、今は流石に止めておきましょう・・・とのことで解散となりました。
植物園の中の山道👇
「ササユリはどこにありますか~~?」
って、職員の方に尋ねた途端、
「ご案内しますよ~!」って、参加者の方がササユリが沢山咲いているところに、連れて行ってくださいました。
この植物園は山の斜面にあって、凄く広いので方向音痴の私は目指す植物に辿り着くのに、いつも一苦労なんです。
殆ど毎日のように、この植物園に来られているそうで、隅々まで知っておられ、あちこちを案内してくださいました。
見れたお花は少なかったけど、ササユリと、タイサンボクの大きなお花にも出会えて、幸せな1日でした。
ササユリは山の中にごく自然に咲いています。
囲いもないので、側までいけるのは貴重です。
タイサンボクの大きな花は、直径20センチぐらいあります。👆
モクレン科
ウケザキオオヤマレンゲ モクレン科 👆
お花が上を向いて咲いています。
コバノズイナ 👆
道端で見つけました。小さなお花が可愛い。
ズイナ科
見頃のお花はまだまだ沢山ありましたが、今日はササユリの余韻を残し、
植物園を後にしました。