10月17日の4時31分、天秤座の24度で新月となります。
深まる秋の気配を感じる日々です。
太陽が9月22日の秋分に天秤座に入宮した太陽は10月17日には24度まで進み、月と重なります。
現在、水星、火星、天王星、海王星の4天体が逆行中。
水星は、10月14日に逆行に転じたばかりです。
新月は天秤座で1ハウスに在泊。
他者や社会との関係を通して自分を確認し、バランスを取っていく事がテーマとなります。
新月図で一番目立つのは、新月と火星の180度、木星・冥王星・土星のトリプルコンジャンクションによって形成されるTスクエアです。
活動サインのTスクエア、影響力の強い天体を含んだハードアスペクトのため、物事が速いテンポで進み、変化を引き起こしていく気配です。
対外的な刺激によって自分自身を確認し、次のステップへと備えていくタイミングとなりますが、状況を見極めること、しっかりと足元を見据えて変化に対応する姿勢が大切です。
対人関係や自分と社会との間でのトラブルなども起こりやすいので要注意です。①
とりわけ、活動サインの20度前後に天体を持つ方は、この変化をポジティブに使っていけるよう、状況判断力と集中力を使っていきましょう。
ハードな天体配置なのですが、この変化のプロセスを効果的に進めていくために、これまでにやってきたこと、出来ることを振り返り、自分の能力や自己価値の感覚を再確認しつつ、新しい視点を取り入れて、リニューアルしていくのはお勧めです。
また、変化や課題に対応するためには、今までの思考パターンを見直していく事も必要となります。②
それにより、自分の中にはこんなに素敵なものがまだ眠っていた!
現在の状況や視点で光を当てると、喜びや楽しみなど価値をもたらすような、新しい発見があるのではと思います。③
新型コロナウイルスのことは、改めて言うまでもないのですが、やはり感染拡大は予断を許さず、誰もが不安を感じながらも範囲限定で楽しみを見つけていくという流れになりそうです。
④
今年の新月はあと3回ありますが、今回の新月図は格別に激しさを感じます。
2020年はまさかのパンデミックが年明け早々に始まり、”過去に経験のない”という枕詞が頻繁に付くような体験の数々。
先行きの不透明な日々ですが、この瞬間を大切に、できることならば楽しんで過ごしていければと思います。
天体配置
①新月の天秤座・太陽&月と牡羊座・火星は180度。山羊座・木星・冥王星・土星のコンジャンクションは新月と火星に対し90度の位置にあり、活動サインのTスクエアを形成。
②2ハウス・蠍座の水星、8ハウス・牡牛座の天王星は180度。水星、天王星は逆行中。
③アセンダント・天秤座の支配星は乙女座・金星で12ハウスに在泊。
2ハウス水星とセクスタイル。4ハウスの木星・冥王星・土星とトライン。
④6ハウス海王星と、12ハウス金星は180度で4ハウスの木星・冥王星・土星が調停。
天秤座の月~アスペクトの流れ
・10月15日14:54に天秤座に入宮し、16日21:06には木星とスクエアのあと22:49に火星とオポジションとなりまりました。
新月の10月17日には、まず2:22に冥王星とスクエア、4:31分に太陽とコンジャンクションして新月となります。
その後、7:11に土星とのスクエアが天秤座において月が取るラストアスペクトとなり、ボイドに入ります。そのあと、10月18日14:05には蠍座に入宮。
天秤座に入宮してからの月、ハードアスペクトの連続で、かなりフラストレーションが溜まっていそうです。天秤座が示すパートナーシップ、人や社会との関係でここ数日は少しハードな体験があった方も多いのではないでしょうか?
ちょっとしたトラブルがあったり、軽やかに生きたいのに責任が負いかぶさってきたり、または社会的な存在として何かをしなければならないという、衝動やプレッシャーを感じていたかもしれません。
もし、そのような体験があればそれを通して、学んで手放す何かがあればよいですね。
実のところ、私は月にフォーカスするのはあまり好きではありません。
しかし、対象に触れた時のオートマティックな感情変化に気づきながら、それをありのままに受け止めて、振り回されずにコントロールし、自分の軸に戻る。
こんな日々のトレーニングが心豊かな日々の為にも、霊的・精神的な成長にも大切なのではと思います。