4月20日の13:12、牡羊座29.5度で新月となります。
この新月は、金環皆既日食です。
春分直後の3月22日に続き2回目の牡羊座新月となります。
最後の度数である29.5度は、牡羊座のエネルギーをとことん放出する働きがあります。
日食の影響も加わり、大きな切り替わりや変化の引き金となりそうです。
欲求と熱意のままに、チャレンジする。
未来を開いていこうと行動力するのにぴったりのタイミングです。
◎日本では、関東から西の一部の地域で部分日食が見られます。
<日食は、皆既日食、金環日食、部分日食の 3 種類に大きく分けられます。
一方で、同じ日食の中で、地球上の見る場所によって金環日 食が起こったり、皆既日食が起こったりする場合があります。
これを「金環皆既日食」と呼んでいます。
日本で部分日食が起こるのは、南西諸島、九州地方南部、四国地方南部、近畿地方南部から関東地方南部にかけての地域、伊豆諸島、小笠原諸島です。>
日食・月食は太陽の通り道<黄道>と月の通り道<白道>の交点であるノードΩと近いところで新月・満月が起きたときに起こる現象です。
新月がノースノード、サウスノードの近く(18.50度以内)で日食。
*10度以内であれば皆既日食
満月がノースノード、サウスノードと近いところ(12.25度以内)で月食。
*5度以内であれば皆既月食
◎蝕が始まってから終わるまでの時間が、その後に影響を及ぼす時間だと言われています。例えば、3時間30分だと、3年半・・・といったところです。
日本では、蝕の時間が一番長いのが那覇市の3時間です。
個人への影響は人によって強弱があり、どのような現象となって現れるかも様々ですが、
牡羊座の最後~牡牛座の最初の度数に太陽・月や重要な天体、MC・Ascなど感受点を持つ方は、人生の節目になるのではと思います。
(*活動サインの最後度数~不動サインの最初度数に天体・感受点がある方を含む。)
ご自分の出生チャートをぜひご確認くださいね。
新月図を東京で作成すると、Ascは獅子座の27度台にあります。
チャートルーラーの太陽は月と共に新月を形成し、拡大天体の木星と合となっています。
新月図でまず目に飛び込んでくるのは、太陽・月と冥王星のスクエアです。
新月は9ハウスにあります。
9ハウスの象意は、思想・哲学や探求心で、それが水瓶座に入ったばかりの冥王星からスクエアを受けることで、現状を突破し新しい視野を得るように強いられています。
日食の切り替わり効果がそれに拍車をかけている状態です。
水星・天王星、太陽・月、木星の5天体が9ハウスに在室し、9ハウスが強調されています。
今まで自分が信じて疑わなかったこと。
自分の信念体系や価値観、当然と思っていたことなどが、ある日突然その本質に気づかされる。
結果として、急な方向転換を促されることもありそうです。
冥王星は人の限界を突破させ、魂の目的に添うように変容を求める天体です。
まず、自分が縛られてきた価値観や
当たり前と思ってやってきた行動、
習慣などを見直してみる必要があります。
本当はどう在り、どう生きたいのか?
思考ではなく、魂のレベルで問い直してみる。
そのためには、まず手放しが必要です。
自分を縛っていたり、今は必要のない物事を執着なく手放して、心の自由と自立を果たすべき時がやってきました。
なんだか難しいことのようですが、心を静めて体の感覚に委ねてみると、自分が何を必要とし、何を手放すべきなのかは案外簡単に気づくことが出来るのではと思います。
その際に、大切なのは損得勘定や社会的な体面からは離れて視ることです。
また、水星・天王星の合に対し11ハウス在室の火星がセクスタイルの位置にあります。
友人や仲間と意見を交えることで、明確になったり新しいアイデアが湧き、視野が広がっていく可能性があります。
他者や世の中の借り物ではなくて、自分自身の人生哲学を創出し、しっかりとした軸を作りだす時です。
今から2043年までの約20年をかけて始まる、水瓶座冥王星の最初の新月は本格的な風の時代の始まりを示唆しています。
天体の動きと共時して、一人一人が自分の方向性を見直すことにより、水瓶座の理想である、真の自由や公平性、博愛といったものに目覚めていけるのではないでしょうか?
扉を開くにはエネルギーが必要です。
かなりハードな天体配置の新月日食ですが、リラックスと集中でチャンスを生かしていきましょう。
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